クリスティーズで75億円で落札?

オークションで有名なクリスティーズで、デジタルアートが75億円で落札されて話題になっているみたいだね。NFT(ノン・ファンジブル・トークン)が盛り上がってきたね。

デジタルアートが75億円?NFT?どーいうことですか?

そうだね。まずは、NFTから調べていこうか?

はい。
NFT(ノン・ファンジブル・トークン)とは?

そもそも、デジタルで作成されたものは複製が可能なことが特徴なんだけど、複製(コピー)ができることが不都合な場合もあるんだ。

どーいうことですか?

例えば、免許証や土地の権利書などがコピーされて使用されると困るよね?

そうですね。

だから、そういったものはデジタル上に置き換えるのが難しかったんだけど、複製(コピー)でないとの証明ができるようになったんだ。それがNFT(ノン・ファンジブル・トークン)だよ。

へえぇ~なるほど。でも、どういう仕組みなんですか?

これも、天才ビタリックが発明した仮想通貨でもあるイーサリアム(ETC)により実現したんだ。デジタルデータを3つの種類に分類して、それぞれ違った特性を持たせたところがスゴイところだよ。
- 複製可能:ビットコインなどのお金に代替されうような仮想通貨など同じ価値があればいいもの。
- 複製不可:今回の美出品や免許証などコピーされたくないもの
- ハイブリッド:チケットなど

なるほど、でもなぜ75億円になったんですか?

この後、説明するよ。
NFTの今後

NFTの概要はわかったとおもいます。これまで、デジタルデータは、複製ができるので、価値がつけられなかったんだけど、例えば、オンラインゲームなどで設定上は世界に1本しかないアイテムなどがあっても、データだからコピーすることも可能だよね。でも、本物として証明できる仕組みがあれば、これに値段をつけて売買して取引しようと思うよね。今回の件もそれなんだよ。

なるほど

もうすでに色々有名なものがNFTで売買された大手メディアのニュースがでてきているよ。代表的なところで今回のデジタルアートが75億円。TwitterのCEOジャック・ドーシー氏のツイートが2.7億円などだよ。

ただのツイートが2.7億円?

今回のオークションにように、素早く動ける投資家などは、デジタルデータに価値を付けることができると理解、周知されたことで世界中のあらゆるデータに値段をつけ始めるはず。青田買いでデジタル資産にもチューリップバブルが波及しそうな勢いだね。
ゲームのアイテムやキャラクター、美術品、デジタル上のマンガやアニメ、音楽なども価値がついて流通していくはずだ。一大マーケットができそうだね。
今後、映画やコンサートのチケットやクーポンもデジタルデータに置き換わるから、こういったものを売り買いするトレード会社が次のマーケットで突然出てきそうだね。NFTマーケットで台頭する企業は要注目だよ。

なるほど。わかりました。またよろしくお願いいたします。
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