みんな大好きパンケーキの話
今回は、みんな大好きパンケーキの話をします。ホットケーキと言えば、森永だよね。
おいしそうですね。でも、突然どうしたんですか?このブログ、仮想通貨やお金関係が多いのですが、お腹でもへっているのですか?
ええ・・ハングリー!です。。。。さて、ボケと寸劇はこのぐらいで本題に入ります。
ええ、、早くしてください。
はい。今、仮想通貨でパンケーキと言えば、パンケーキスワップ(PancakeSwap)が大人気なんです。
パンケーキスワップってなんですか?
分散型金融(DeFi)のアキレス腱
前回、前々回の「いまさら聞けないDeFiについて」でユニスワップ(Uniswap)やコンパウンド(compound)の話は、覚えているかな。この2つの交換所やレンダリングサービスは大成功を収めたことは記事にした通り。一方で、大成功した結果、課題が出てきたんだ。それが手数料の高騰だ。
ユニスワップ(Uniswap)やコンパウンド(compound)は、イーサリアムをベースとしているため、イーサリアムの取引に使われるガス(Gas)が高騰して、手数料が上がっているため、個人がするような少額の取引だと、手数料の方がたかくなることもでてきたんだ。
へええ・・・どうしてなんですか?
イーサリアムの取引の問題なんだ。取引手数料がオークション方式で決まるんだ。早く処理してほしい場合は、より高い料金を払って処理してもらおうとするけど、上記のようなサービスが大人気になって両替やレンダリングの件数が爆発的に増えた結果、処理が追い付かなくなったんだよ。
結果、早く処理をしたい利用者が追加料金を払ってでも早く処理をしたいという手続きを取った結果、さらに手数料の高騰を招いているんだ。
あらら。
BSC(Binance Smart Chain/バイナンス スマート チェーン)
そこで、登場したのが仮想通貨取引所最大手クラスのバイナンス(Binance)が提供しているBSC(Binance Smart Chain/バイナンス スマート チェーン)とい仕組みを使った、仮想通貨のDEX(分散型取引所)だ。
取引のベースとなる仕組みを、有名な大手が使用しているイーサリアム(ETC)ベースからバイナンス スマート チェーン(BSC)を利用することで、低料金で高速な処理ができるようになったんだよ。
へえ。どうやって低料金&高速化したんですか?
イーサリアム(ETC)が、全世界のマイナーと呼ばれる取引を記録管理するユーザーによって支えられているのに対して、バイナンス スマート チェーン(BSC)は、バイナンスが管理している。この管理の仕組みがオークション方式か、バイナンスが選んだ独自の取引管理かの違いからなんだ。イーサリアムは、世界中のマイナーに仕事を公開、一番の人に報酬を与えるが、バイナンスは、自社で効率よく業務をこなしているってことだね。
- イーサリアム(ETC):世界一働きの良い人にオークション方式で報酬
- バイナンス:自社で低価格で効率的に処理する
なるほど。取引所のユニクロみたいなものですね。
カテゴリーキラーではあるかな?
パンケーキスワップ(PancakeSwap)
やっと、パンケーキスワップ(PancakeSwap)にたどり着いたね。そう、パンケーキスワップ(PancakeSwap)は、ある分散型取引所DEXの名前なんだ。
名前やページのデザインや利子や手数料の表現が特徴的なので、これまでの分散型取引所DEXに比べて、初心者や遊び心のあるユーザーを引き付け大人気なんだよ。
イーサリアムの高騰で既存の取引所の手数料が数千円になってきたところに、手軽な手数料と価格破壊。また、取引によっては数十~数千パーセントの利率などで大人気なんだよ。(今は、APRはだいぶ落ちているみたいだけど)
そうなんですね。
じゃーもっと画面を見ていこうか。特徴的なのは、ケーキやフライパンなどのアイコンだね。また、ユニスワップやコンパウンドの時と同様に、このパンケーキスワップにトークンを預けると、LPトークンがももらえる。LPトークンを預けると、ケーキ(CAKE)と呼ばれるトークンを貰えるんだ。ユニスワップの時は、UNIトークンを、コンパウンドの時はCOMPトークンだったよね。同じようなものだよ。
さて、このLPトークンを、気に入ったペアに預けてCAKEを収穫するという流れなんだよ。
なんだか、ゲームみたいですね。
実際、ゲームみたいなものだよ。仮想通貨を預けて、好きなペアを選んで、ケーキをより多く収穫するってゲームなんだ。このケーキ(CAKE)が、ビットコインや他の仮想通貨に交換できることがゲームとの大きな違いだ。ゲームでいくら経験値やポイントをためても、現実のドルや円などの通貨に交換できないけど、ケーキ(CAKE)はビットコインなどを経由して、ドルや円などの通貨に交換できるんだ。
だから、世界中の利用者が血眼になってケーキ(CAKE)を作ってる。しかも、取引手数料が安いから、他の交換所に比べて利益が出やすいのでさらに大人気なんだよ。
ケーキ(CAKE)トークンは、2021年にバイナンスで取引が始まったと同時に高騰して20ドルを一時的に突破、3月12日現在は少し落ち着いて12ドル付近だ。パンケーキスワップ(PancakeSwap)でケーキを入手しようとして、ユーザーが殺到しているのも理解できるね。
このパンケーキスワップを使ってケーキを収穫する人を、ケーキ職人とかいうんだよ。一部、ネットでも話題だよ。
なるほど、お金を預けると、ケーキがもらえるですね。そのケーキが交換所でビットコインや現金に取り換えできるのと、ケーキが高騰して値上がりも期待できるということですか。
まとめ
そうなんだ。でも、やっぱり落とし穴もあるんだ。
やっぱりですか?
そう。パンケーキスワップは、大手取引所のバイナンスが運営しているBSC(Binance Smart Chain/バイナンス スマート チェーン)をベースとしているのは上で書いた通りだ。でも最大手とは言え、一社がすべての命運を握っているんだ。低価格や処理速度が高い反面、バイナンスになにかあると、このベースが崩れてしまう懸念があるんだ。
一方で、イーサリアムベースのユニスワップやコンパウンドは、世界中のマイナーがイーサリアムを支えているので、一人や二人のマイナーがいなくなっても、ベースとなる仕組みが止まったり、無くなったりすることは考えにくいんだ。もっともそれが原因で手数料の高騰や遅延、手数料値下げを反対するマイナーなどがいるなどの懸念もある。
中央集権で低料金・サービスのいいバイナンス、互助会方式で、料金高めだけど信頼のあるイーサリアムで覚えておけばいいかな。
結局、どっちがいいんですか?
両社は、似ているようで似ていないので、共存するかもしれないし、どちらかが生き残り、片方がなくなるかもしれないし。未来はわからないかな。
ただ、言えるのは、ユニスワップやコンパウンドやパンケーキスワップの様なサービスがでてくることで、既存の高コスト体質な銀行や交換所が、いままで以上に競争にさらされるので、この流れに飲み込まれる、企業がでてくるだろうね。もっとも、各国の規制がもっても厳しい金融分野だけに、どうなるか予想できないけどね。つまり、投資は自己責任でおねがいします。
わかりました
次回は?
次回は、酪農業・ファーミングの話をしたいと思います。
次回は、酪農業ですね。
では、またよろしくお願いいたします。
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